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モールドウレタンと張り材が一体化

ウレタン発泡技術


モールドウレタン発泡金型の設計から、ウレタンの成型まで行っています。
張り剤と芯材を発泡金型に吸着セットし、その中にウレタンを注入して発泡させ、一気に接着する製法です。表面の凹凸部分や意匠ラインを美しく表現することができます。
イスの製造で培ったウレタン発泡技術を他の分野に応用することも可能です。 
  • モールドウレタンとは


    金型の中で発泡させ、複雑な立体形状でも高精度で成型できるモールドウレタン。
    オフィスチェアの座面など、クッション性と耐久性が求められる製品によく用いられます。


    私たちのモールドウレタン発泡技術は次のようなことに活かせます!

    すでに、オフィスチェア、建設機械シート、医療用製品に導入実績があります。
    ほかにも、ソファーや自動車・鉄道の座席シート、ゲーミングチェアーやバイクのライダークッションなどにも応用できます。
    左:モールドウレタン発泡技術で作られた建設機械シート、右:座り心地を追求したオフィスチェア
    弊社が生産した建設機械シートとオフィスチェア
  • ウレタン発泡技術ご紹介動画


  • モールドウレタン成型の工程をご紹介

  • 「美しさ」と「品質」を追求したモールドウレタン発泡技術
    <3つのポイント>


    1:イメージ画から量産を可能にする技術

    ウレタンの成型は、まずイメージ画を3Dデータ化し、マスタモデルの製作、金型製作という工程を経て量産に至ります。
    弊社にはこの工程を一貫して自社で行う技術と設備がございます。
    貴社のイメージ画を3Dデータ化することも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
    ウレタン発泡のCAMイメージモデル
    3Dデータ化したイスの表面の
    CAMモデル(イメージ)

    ウレタン用の金型作り
    金型の形を決めるマスタモデル
    成型のノウハウが詰まっています

    2:美しさの秘密「形状」と「表皮一体発泡」

    ウレタンの発泡の特性を熟知した弊社だからこそできること。
    それは、「美しい仕上がりにできる形状」をご提案することです。
    貴社のご希望に沿って、より美しい仕上がりになるようご提案します。

    また弊社は、張地と芯材をセットした金型の中でウレタンを発泡させる「表皮一体発泡工法」を用いています。
    この工法を用いることで、座りごこちと美しい仕上がりを両立させることができます。

    表皮一体発泡の最大寸法は
    W1200mm×D1000mm×H350mm
    サイズに関してもお気軽にご相談ください。
    ウレタン発泡の設備
    表皮一体発泡工法の設備
    ウレタン・張地・芯材を隙間なく成型

    ウレタンクッションの椅子への取付け
    表皮一体発泡させたクッション
    張地を固定し美しい張りを出す

    3:一貫生産だからQCD(品質・コスト・納期)に効く

    品質・コスト・納期の面において、一貫生産は貴社にとって大きなメリットがあります。
    1社なので管理がしやすく、運搬や中間業者が介入しないためコストを抑えることができます。

    また、弊社はJIS規格、ISO基準に基づく耐久試験を行える体制が整っており、厳格な基準が定められた医療関係の製品の試験も行っております。
    具体的な試験内容や規格についてもお気軽にご相談ください。

    ウレタンクッションの耐久試験の様子
    クッションの耐久試験の様子
    1000Nなど、規定の圧力をかけて変位を測定します

  • 担当する社員の声 

    重さ、硬さ、形を、均一にするという品質
    ウレタンはただ形通りに発泡させればいいというものではありません。
    特にイスの座クッションように製品の一部となる場合には、強度解析の結果から重さの指定があり、座り心地を決める硬さも重要です。
    そして後工程の組立作業で使用するくぼみなど、細かい部分もしっかりと形を出すことが求められます。
    量産の際には同じ品質を維持し、完璧な状態のものを作りたいという思いで取り組んでいます。

ご相談から納品までの流れ

設計・加工から組立までの一貫生産、一部の受託加工も可能です。
厳格な検査により安定した品質で納品いたします。
技術の詳細やお見積りなどについても、お気軽にご相談ください。

お客様
企画・設計
製造委託
弊社
企画・設計・ロット・納期条件・概略コスト算出




お客様
評価
弊社
試作




弊社
詳細コスト算出・最終条件

弊社
製造・加工・組立・梱包
納品
お客様
倉庫・工場


よくあるご質問

Q
タカノのウレタン発泡技術の特長は何ですか?
A
タカノでは、金型の設計からウレタンの成型までを一貫して自社で行う技術と設備を持っています。また、「表皮一体発泡工法」も有しており、張地と芯材を金型にセットし、その中にウレタンを注入・発泡させることで、美しい仕上がりと快適な座り心地を実現しています。
Q
ウレタン発泡技術はどのような製品に活用できますか?
A
オフィスチェア、建設機械シート、医療用製品、ソファー、自動車・鉄道の座席シート、ゲーミングチェア、バイクのライダークッションなど、クッション性と耐久性が求められる製品に幅広く応用可能です。
Q
モールドウレタン発泡を利用するメリットは何ですか?
A
高精度な形状再現:金型成型により、複雑なデザインや意匠ラインを美しく表現できます。
一貫生産によるQCD向上:設計から成型、組立まで一貫して行うことで、品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)の面でメリットがあります。
座り心地の向上:表皮一体発泡工法により、張地とウレタンが一体化し、快適な座り心地を提供します。
Q
モールドウレタンの硬さや形状は調整できますか?
A
はい、ウレタンの発泡特性を熟知した弊社では、製品の重さや硬さの調整が可能です。また、後工程で必要となる細かな形状も正確に再現し、均一な品質を維持しています。
Q
ウレタン発泡製品の耐久試験は行っていますか?
A
はい、弊社ではJIS規格、ISO基準に基づく耐久試験を行える体制を整えており、医療関係の製品など、厳格な基準が定められた製品の試験も実施しています。具体的な試験内容や規格についてはご相談ください。
Q
設計から量産までの流れを教えてください。
A
イメージ画やご要望のヒアリング → 3Dデータ化 → マスタモデルの製作 → 金型製作 → ウレタン発泡成型 → 品質検査 → 量産 という流れで進めてまいります。一貫生産体制により、スムーズな量産化が可能です。
Q
試作のみの依頼も可能ですか?
A
はい、試作品の製作も承っております。アイデアの具現化や製品化前の検証にぜひご利用ください。
Q
ウレタン製品のリサイクルや環境対応について教えてください。
A
ウレタンはリサイクルが難しい素材ではありますが、弊社ではウレタンや張地の端材はリサイクルしており、製造工程での廃棄物削減や環境負荷低減に努めております。環境対応型の素材や製法についてもご提案可能です。
Q
納期はどれくらいかかりますか?
A
製品の仕様や数量、工程によって異なります。具体的な納期については、お打ち合わせの際にご提示いたします。
Q
ウレタン発泡技術について相談したいのですが、どうすればいいですか?
A
お電話またはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。専門スタッフが技術の詳細やお見積もりなど、丁寧に対応させていただきます。


ご不明な点やご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。お客様のアイデアを形にするお手伝いをさせていただきます。


技術紹介一覧

ご紹介した技術や設備は、長野県伊那市を拠点とする伊那工場・下島工場の生産設備です。
イスづくり60年以上、創業から80年以上、タカノの技術は常に革新と進化を追求し続けています。
私たちの独自技術を貴社の製品づくりにお役立てください。
金属パイプ加工(切断・穴あけ・曲げ)/溶接/塗装/表面処理(電解研磨・装飾メッキ)/ウレタン成型などの部品加工、また、設計開発から組立までの一貫生産など、あらゆるステップでサポートいたします。

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