カフェやレストランといった飲食店、ホテルや商業施設などの屋外にテラス席を設置したい場合、席の作り方や、お客様の日よけ・暑さ・紫外線への対策、また、オーニングを含めた外観デザインは、集客に大きな影響をもたらします。
そこでここでは、席づくりや日よけ・暑さ・紫外線対策におすすめの「オーニング」について、実際の活用事例を交えてご紹介します。
オーニングとは、屋外に設置することで、日よけや雨よけとして活用される可動式のシェード・テント・タープ等の総称です。
海外のショッピングストリートなどでは、店舗のアクセントとして豊かな彩りのオーニングが使用されることが多く、店舗の外観の印象を大きく変えることができるアイテムです。
オーニングのデザインは、単なる日よけや雨よけの役割を超えて、店舗全体の雰囲気を魅力的に創り出す力があります。
また、オーニングは看板としても機能します。キャンバス生地をストライプ柄や外観デザインに合ったものを選定したり、店名やロゴをデザインしたりすることで通行人の視線を引き、集客力の向上にもつながります。
オーニングはデザイン以外の機能性も抜群です。
日差しを遮り、快適なテラス空間を提供することはもちろん、雨の日でもお客様が外で過ごせるようにします。また、紫外線カットや省エネ効果など、さまざまな利点があります。
例えば、カフェやレストランなどの飲食店では、オーニングを設置することで店内の温度を調整し、エアコンの使用を抑えることができます。これにより、電気代の節約にも繋がります。
オーニングは下の広い空間を活用できるため、風通しの良い快適なテラス席を作ることができます。
開放的な空間を好まれるお客様に喜ばれる席作りができるため、お客様が快適に過ごすことができます。
また、冬場など寒い時期には、オーニングによっては風よけカーテンなどで囲うことができるため、一年中屋外空間を提供することができます。
キャンバス生地の選択で店舗の印象ががらりと変わる
タカノで取り扱うキャンバス生地の特長やカラーバリエーション、おすすめの設置場所をコラムにまとめましたので、こちらもぜひお役立てください。
続いて、全国のオーニング設置事例をご紹介します。
レストランのテラス席 設置事例:自立型オーニング「リパーロ」
まずは、レストランでの活用事例です。
こちらの店舗では、全ての席へ日陰を提供することを目的に、既存のパラソルから自立型オーニング「リパーロ」に日よけをリニューアルされました。
リパーロはロープを引っ張るだけで簡単に操作できるので、力の強弱に関係なく素早く開閉ができます。
オーニングを設置したことにより、手入れの行き届いた自社の森林ガーデンのなか、快適に食事できるテラス席を作り上げました。
バーベキューテラス 設置事例:自立型オーニング「リパーロ」
先ほどと同じく、自立型オーニング「リパーロ」を活用した事例ですが、こちらは名古屋駅前のランドマークとして知られる超高層複合型ビル「ミッドランドスクエア」にあるバーベキューテラスでのオーニング活用事例です
44階(地上高約220m)に位置する屋外展望台「スカイプロムナード」は天井吹き抜け構造になっており、高層階でありながら外気を感じつつ、美味しいバーベキューを楽しんだり、お酒を飲んだりする体験ができます。
この天井吹き抜けの「スカイプロムナード」内のバーベキューテラスへ、日よけや雨よけを目的にリパーロを導入されました。
リパーロは自由に連棟できることも特長のひとつ。
規則的に連棟したリパーロは、開放感がありながらも区切りある席づくりを叶え、お客様へ居心地のいい空間を提供しています。
また、もう一つの特長は、ウエイト(重り)を使った設置方法にすることで基礎工事なしで高層階のテラスや屋上にも設置できることです。
レストランなどの飲食店では、テラス席にオーニングを設置することで、夏の日差しや突然の雨からお客様を守ることができるため、快適なダイニングエリアを提供できます。
さらに、オーニングをブランドカラーやロゴマークで装飾することで、看板効果も得られ、店舗の認知度向上にも寄与します。
リゾートホテル 設置事例:自立型オーニング「リパーログランデ」
続いては、自然を満喫できるリゾートホテルのレストランでのオーニング活用事例です。
こちらのホテルでは、人気の朝食のバイキング会場からテラスに出て、自然の中でお客様にゆっくり朝食バイキングを楽しんでいただきたいという想いから、日よけの導入を検討されました。
設置されたのは、先ほどのリパーロよりも大きい自立型オーニング「リパーログランデ」。
6×6メートルのビッグサイズのオーニングです。
中間に柱がないので、オーニングの下をより広く活用できることが特長です。
こちらの活用事例のほか、リゾートホテルでは、オーニングを利用して屋外プールサイドやスパエリアなどに快適な日陰を作ることができます。
また、オーニングはホテルのデザインと調和するようにカスタマイズが可能であり、高級感を演出することもできます。これにより、リゾート感を高めることができ、お客様に素晴らしい滞在体験を提供できます。
屋上のビアガーデン 設置事例:自立型オーニング「リパーロEタイプ」
こちらは、商業施設屋上のビアガーデンでの活用事例です。
こちらのビアガーデンのオーニングは期間限定で設置し、解体撤去することが前提条件でした。
そこで、覆いたい希望範囲に特注のパーゴラ設置し、開閉式オーニング部は解体撤去がやりやすいフック棒操作の開閉式オーニング「リパーロEタイプ(※特注)」 を提案しました。
リパーロEタイプはウエイト(重り)での固定もできるので、屋上など大掛かりな工事が難しい場所にも設置することができます。
こちらの活用事例のほか、期間限定の店舗やイベントで日よけ・雨よけを必要とする場合にも、オーニングが最適です。
設置後に解体・移設もできるオーニングは、高いコストパフォーマンスと、機能性を発揮します。
カフェ・レストラン 設置事例:屋根付型オーニング「ゆらぎ2」
続いては、海辺のカフェ・レストランでのオーニング活用事例です。
こちらの店舗では、外観に合わせたパーゴラ(骨組み)があり、このパーゴラに後から設置できるオーニングとして、屋根付型オーニング「ゆらぎ2」を提案しました。
また、パーゴラに合わせた白いキャンバスを選定することで、海辺のさわやかな印象の外観デザインになっています。
このように、後付けできるオーニングは、既存の建物やパーゴラに大きさをあわせて設置することもできるので、自由度が高く、後から日よけ・雨よけを設置したいという希望も叶えられます。
カフェ・レストラン 設置事例:屋根付型オーニング「ゆらぎ2」
最後の事例は、カフェ・レストランの屋外スペースにおけるオーニング活用事例です。
こちらの店舗でも既存のパーゴラに固定できる「ゆらぎ2」が採用されました。
カフェでは、オープンスペースにオーニングを取り付けることで、おしゃれな屋外カフェスペースを提供できます。
また、お客様が日差しから守られることで、より長時間の滞在を促すことができ、売上にも貢献します。
ここまでご紹介した自立型オーニングや屋根付オーニングだけでなく、業務用のオーニングには壁付型や電動式開閉タイプ、車輪がついた移動式オーニングなど、用途や設置場所に合わせて様々な種類の製品があります。
ぜひ様々なオーニング製品の情報、施工例をご自身の希望する設置場所と照らし合わせて、素敵なテラス席づくりにお役立てください。
オーニングは、店舗の魅力を大きく引き上げる重要な要素です。
単なる日よけや雨よけにとどまらず、看板として視認性を高めたり、お客様に快適なテラス席を提供したりすることができるため、自然と集客力も向上します。
さらに、適切なメンテナンスを行うことで、オーニングの効果を長期間保つことができます。
店舗でのオーニング活用を考える際には、デザインや機能性を追求し、店舗の外観だけでなく、お客様に提供する価値も高めましょう。これにより、オーニングの効果を最大限に引き出し、店舗の集客力や魅力を向上させることができます。
今回ご紹介したケースのほかにも、参考にしていただける事例を多数ご用意しております。
お客様の案件に類似した事例等もお探しいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
また、実際にキャンバス生地がオーニングに使用されている様子が見られる展示場が、東京都と長野県にございます。
ぜひ、実物をお確かめください。ご来場お待ちしております。
ここでは、オーニングを導入検討中の店舗オーナー様からよく寄せられる質問にお答えします。