ショッピングモールのような商業施設の建物と駐車場を結ぶ屋外通路や、ホテル・宿泊施設のエントランス通路では暑さ対策としての日よけのほか、雨よけとしてもオーニング(日よけ)が設置されています。
このページでは、ショッピングモール、ホテル、体育館、保育園の日よけ・雨よけとして活用されている実例をご紹介します。
屋外通路の日よけ・雨よけに用いられるものとしては、開閉機能を備えたパーゴラタイプのオーニング(日よけ)と、開閉しない固定式の通路テント・雨よけテントがあります。
通路テント・雨よけテント
固定式の通路テント・雨よけテントは、例えば大型スーパーなどの駐車場から店舗への通路や、工場と事務所といった建物と建物をつなぐ通路の日よけ・雨よけを目的に設置されています。
柱の設置方法としては埋め込み式で施工することが多く、この場合は地面に穴をあける基礎工事が必要です。
一方で、固定式なので日々の管理が不要で手間がかからず、基本的にオーダーメイドなのでスペースに合わせて設置できる点がメリットです。
ただし、大型の台風で破損してしまった事例もあります。固定テントは雨が漏れないように1枚ものになるように縫製されているので、交換する場合は広い面の張替えが必要になり、ランニングコスト(維持費)を考慮する必要があります。
通路テント・雨よけテント
開閉式オーニングは強風時などにキャンバス(屋根)を開閉する管理が必要になりますが、逆に収納できるため破損を防ぐことができます。
また、冬場など日光を取り込みたいときに屋根部分を開放できる点もメリットです。
固定式の通路テントと比較するとデザイン性が高く、外観がおしゃれな点も特長のひとつ。
ウエイトでの設置方法なら大がかりな基礎工事がいらないので、屋上など設置場所の自由度が高い点もメリットです。
キャスターが付いた可動式や組み立て式のオーニングを活用するとイベントごとにレイアウト変更することもできます。
また、屋根のキャンバス部分が破損したり汚れたりした場合も部分的に交換・修理が可能なので、固定式テントに比べて修繕費が安く済みます。
固定式テント | 開閉式オーニング | |
日常の管理 | 固定屋根なので不要 | キャンバス(屋根)の開閉が必要 |
日差しの調整 | 固定なので調整不可 | 冬場など日光を取り込みたい場合は キャンバス(屋根)を収納することで調整可能 |
悪天候時の管理 | 強度が高いので不要 (※ただし大型台風で破損した事例あり) |
強風時は破損防止・安全対策のために キャンバスを収納する必要がある (収納することで破損を防ぐ対策ができる) |
看板効果 | 店舗ロゴなどを看板のように常時見せられる | キャンバスにプリントは可能だが、収納時は見えない |
交換・修理 | 屋根部分は1枚に縫製されているため、 広い面の張替えが必要 |
キャンバス(屋根)が1枚ごと分かれているので 部分的な交換が可能 |
移設 | 基本的に不可 (大がかりな工事が必要) |
移設可能なオーニングを選べば 地面を傷つけずに移設可能 |
つづいて、全国のオーニング設置事例を施設別にご紹介いたします。
ショッピングモール設置事例:自立型オーニング「リパーロ」置き基礎仕様
こちらは大型ショッピングモールの屋上テラスデッキにオーニングを導入いただいた設置例です。
テラス入口から動物病院・ドッグランへの動線である通路の日よけ・雨よけを目的に設置いただきました。
通路には既存の構造物を避けるように独特なカーブがありましたが、特注L字連棟で通路に沿った仕様を提案させていただきました。
また、リパーロなら埋め込み設置が難しい屋上でも、置き基礎仕様で設置が可能です。
ホテルのエントランス設置事例:自立型オーニング「リパーロ」ベースプレート仕様
こちらのリゾートホテルでは、エントランス通路の日差しや悪天候対策として日よけ・雨よけをお探しでした。
エントランスはホテル敷地内の道路に面しており、雨の際にはホテルに宿泊される方がオーニングのすぐ横に車を停めて、傘を挿さずにエントランスまで行けるようにしたいとのご要望から、リパーロをご提案しました。
設置は通路幅を考慮して足元がすっきりするよう、コンクリート基礎にベースプレートを敷き、アンカー固定。また、独自の強風対策も施しています。
通路のスロープの傾斜に合わせて、柱の長さを調整して設置し、エントランスの入口側に柱を立てないよう特注の壁付け仕様とさせていただきました。
また、幅は通路に合わせたサイズになっています。
こちらもホテルの屋外通路の設置例です。
ホテルの建物と建物の間を宿泊者が傘を挿さずに移動できるようにしたいとのご要望からリパーロをご提案しました。
リパーロはサイズのカスタマイズと自由な連棟が可能なので、柱や梁といった既存の構造物やL字の通路に合わせて設計して、日よけ、雨よけを設置することができます。
こちらは体育館の屋外廊下の設置例です。
弓道場の通路に設置する、日よけ・雨よけをお探しでした。
先ほどの設置例と同様、通路に合わせて連棟できる「リパーロ」をご提案。
雨よけのオプションとして、雨樋を追加しました。
また、台風の多い地域ということで安全性にも配慮し、台風対策の補強を行っています。
保育園・屋外通路の設置事例:自立型オーニング「ゆらぎ3」
こちらは保育園の屋外通路でのオーニング設置例です。
片持ちオーニングの「ゆらぎ3」は片側のみの柱なので広いスペースを確保し、通路の妨げになりません。
また、こちらの保育園では4基で長い通路をカバーしています。
さらに夏場はプールの日よけなど、活用の幅が広がります。
このように、全国各地のショッピングモール・ホテル・体育館・保育園などさまざまな施設で、タカノのオーニング製品が使用されています。
上記理由から、多くの自治体(保育園・体育館の運営)、施設管理者様(商業施設・ホテルなど)にタカノのオーニング・パラソルをお選びいただいております。
「屋外通路や屋上のこんなところに設置できるの?」
「どんな製品がおすすめ?」etc…
ご質問がございましたらいつでもお気軽にお問い合わせください。
今回ご紹介したケースのほかにも、参考にしていただける事例が多数ございます。
お客様の案件に類似した事例等もお探しいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。