冬場でもテラス席や屋外スペースを活用し、お客様満足度や売上を一層高めたいとお考えの商業施設・店舗経営者の皆さまへ。
本記事では、赤外線ヒーターが生み出す“素早い暖かさ”や“芯から心地よい温もり”が、いかに冬の空間づくりをサポートするかをわかりやすくご紹介します。
赤外線ヒーターの基本原理から、近赤外線・遠赤外線それぞれの特長、設置事例、導入時のポイント、そして最大限活用するためのヒントまで幅広く整理しました。
最後までお読みいただくことで、ご自身の店舗に適した暖房機器選びや、より効果的な運用方法へのヒントをつかんでいただけるはずです。
赤外線ヒーターの仕組みと種類別特長
赤外線ヒーターの基本原理
赤外線ヒーターは、赤外線を利用して物体や人体を直接暖める暖房装置です。赤外線は波長の長さによって、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分類されます。それぞれの赤外線は異なる特性を持ち、ヒーターの性能や用途にも影響を与えます。
近赤外線と遠赤外線の違い
遠赤外線ヒーター
- 波長が長く、放射された熱が物体の内部まで浸透しやすいのが特徴です。
- 柔らかい暖かさで、人や物を芯からじんわりと暖めます。
- 広い範囲の暖房や、心地よい暖かさを提供する用途に適しています。
- タカノが扱う製品では「ヒートストリップ」 などが該当します。
他の暖房機器との違い
一般的な暖房機器は空気を暖めることで室内全体を暖めますが、赤外線ヒーターは空気を介さずに物体や人体に直接熱を伝達します。そのため、外気温の影響を受けにくく、効率的に暖房できるのが特長です。また、屋外でも効果を発揮し、エネルギー消費を抑えながら快適な暖かさを提供します。
赤外線ヒーターの主な効果
ヒートスポットの形成と効率的な暖房
赤外線ヒーターは、特定の場所に暖かさを集中させる「ヒートスポット」を形成できます。空気全体を暖めるのではなく、必要な箇所に直接熱を届けるため、エネルギー効率が高いのが利点です。特に、屋外用ヒーターや業務用暖房機器として、無駄のない暖房が実現します。
人や物だけを温める仕組みの利点
赤外線ヒーターは、赤外線の特性を活かして、人や物に直接熱を伝えるため、外気温に左右されずに体感的な暖かさを得られます。近赤外線ヒーターは即暖性が高く、スポット的な暖房に適しており、遠赤外線ヒーターは柔らかな暖かさで広い範囲をカバーします。
屋外や広い空間での活用のメリット
赤外線ヒーターは、屋外や広い空間での使用に最適です。風の影響を受けにくく、防水性能を備えた製品も多いため、テラス席やイベント会場などで安定した暖房効果を発揮します。
商業施設や店舗における導入事例
飲食店のテラス席での活用
飲食店のテラス席は、特に寒い季節でも人気を保つために暖房設備が重要です。赤外線ヒーターやパラソルヒーターなどの屋外用ヒーターは、効率的に暖を取ることができるため、レストランやカフェで多く活用されています。
タカノが扱う製品例:
ペガサス(遠赤外線ヒーター)[
→製品ページ]
- 壁・天井取付けやスタンド設置が可能な電気式赤外線ヒーター。
- 強・中・弱の3段階調節やリモコン操作が可能で、タイマー機能も搭載。
- テラス席全体に柔らかな暖かさを提供。
フェアリー100V/1000Wのモデル (遠赤外線ヒーター)[
→製品ページ]
- コンパクトでスタイリッシュな電気式赤外線ヒーター。
- 設置場所を選ばず、テラス席や屋外スペースで快適な暖かさを提供。
イベント会場や屋外商業施設での使用
イベント会場や屋外商業施設では、大人数が集まる広いスペースでの暖房が必要です。
タカノが扱う製品例:
ルッチョラ(遠赤外線ヒーター)[
→製品ページ]
- 壁・柱への取付けとオプションの三脚スタンドで設置が可能な電気式遠赤外線ヒーター。
- 水に濡れても安心して使用することができ、必要な場所に柔軟に配置、効率的な暖房が可能。
ホットトップ(遠赤外線ヒーター)[
→製品ページ]
- スピーディーな立ち上がり、広範囲をムラなく暖める。
- 防水防塵仕様「IP55」に対応した、壁・天井取付型の遠赤外線ヒーター。
店内エントランスや休憩スペースでの効果的利用
店舗のエントランスや休憩スペースでは、お客様を迎い入れる際の快適な暖かさが重要です。そして、お客様の快適性と印象向上には赤外線ヒーターが有効です。
タカノが扱う製品例:
ヒートストリップ(遠赤外線ヒーター)[
→製品ページ]
- 薄くてスタイリッシュなパネルヒーター。
- 太陽光のような自然で心地よい暖かさを提供し、光や音、においの発生がないため落ち着いた空間に最適。
ストゥーファ(遠赤外線ヒーター)[
→製品ページ]
- シンプルでコンパクトな電気式遠赤外線ヒーター。
- 速暖仕様で多機能、休憩スペースや待合室で手軽に利用可能。
赤外線ヒーターの導入時に考慮すべきポイント
電気式ヒーターの種類別ポイント
赤外線ヒーターを導入する際には、近赤外線と遠赤外線のどちらが適しているかを検討することが重要です。
近赤外線ヒーター
- 即暖性が高く、短時間で暖めたい場所やスポット暖房に適しています。
- イベント会場や出入りの多い場所での使用がおすすめです。
- スポット的な暖房や、即暖性が求められる場面に適しています。
- タカノが扱う製品では「フェアリー」 (200V/2000Wモデル)が該当します。
メンテナンスとコストパフォーマンス
長期間安定して使用するためには、メンテナンスのしやすさとコストパフォーマンスも重要です。タカノが扱う製品は耐久性が高く、防塵防水規格(IPコード)にも対応しているため、メンテナンス性に優れ、安心してご利用いただけます。
設置場所の環境要因と適切な注意点
設置場所の環境に応じて、以下のポイントに注意しましょう。
- 防水性能:
屋外で使用する場合は、防水性能(IPX5等)を確認します。
- 強風対策:
転倒リスクを防ぐため、固定方法を検討します。
- スペースの確保:
壁掛けタイプやスタンドタイプを選択し、動線を妨げないように設置します。
- 安全基準の遵守:
周囲の可燃物や壁から適切な距離を保ち、安全に配慮します。
赤外線ヒーターを最大限活用するためのヒント
使用時の効率的な温度管理
赤外線ヒーターの効果を最大限に引き出すため、効率的な温度管理が重要です。
- 調節機能の活用:
赤外線ヒーター「ペガサス」や「フェアリー」では、強・中・弱の3段階調節が可能。
- リモコン操作:
離れた場所からでも設定変更ができ、エネルギーを節約しながら快適さを維持。
安全装置の確認と利用方法
安全な運用のためには、各製品に搭載されている安全装置を適切に確認し、正しく利用することが重要です。
- 過熱防止機能:
ヒーターが異常な高温になるのを防ぐための機能です。
長時間の連続使用でも安心してご利用いただけます。
定期的に機能が正常に動作しているか確認しましょう。
- 防水性能の確認:
屋外での使用時は、防水性能(IP規格)を確認し、雨天時でも安全に使用できる製品を選びましょう。
タカノが扱う製品は高い防水性能を備えており、安心してご利用いただけます。
※防水性能は製品ごと異なりますので、詳しくは各製品ページをご確認ください。
- 設置時の注意:
ヒーターの設置場所には十分なスペースを確保し、可燃物から適切な距離を保つようにしてください。
電源コードの取り扱いにも注意し、コードが傷つかないよう配慮が必要です。
活用可能なカスタマイズオプション
赤外線ヒーターをさらに効果的に活用するために、オーニングやパラソルとの組み合わせがおすすめです。
- 自立型オーニングとの併用:
タカノの「リパーロ」などの自立型オーニング製品とセットで使用することで、風よけや日差し対策も同時に行え、より快適な空間を提供できます。
さらに、「リパーロ」に屋外カーテンを組み合わせることで、ヒーターの熱を効果的に留め、暖房効率を一層高めることができます。
[→風よけカーテンの詳細はこちら]
まとめ
赤外線ヒーターは、商業施設や店舗において冬季でも快適な屋外空間を実現するための強力なツールです。近赤外線と遠赤外線の特性を理解し、適切な製品を選ぶことで、効率的で効果的な暖房が可能となります。
タカノ株式会社では、多彩な赤外線ヒーター製品とエクステリア製品を取り揃えており、お客様のニーズに合わせたご提案をいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、実際にキャンバス生地がオーニングに使用されている様子が見られる展示場が、東京都と長野県にございます。
ぜひ、実物をお確かめください。ご来場お待ちしております。