日よけ製品として活躍するオーニングやパラソル。
その役割は日差しを遮るだけではありません。“色彩”を通じて店舗や施設の印象を左右する、重要なブランディング要素でもあります。
本コラムでは、色彩心理学の視点から、業種や立地に合ったカラー選定の考え方や演出方法をご紹介します。
オーニングやパラソルに使用するキャンバスカラーは、「快適性」だけでなく「集客力」や「ブランドイメージ」に直結します。
以下に代表的な色とその心理的効果、活用事例を示します。
色 | 主な印象 | 活用事例 |
---|---|---|
赤・オレンジ系 | 活気・暖かさ・食欲増進 | 飲食店、テイクアウトショップなど |
青・水色・緑系 | 清涼感・安心感・誠実さ | 医療施設、カフェ、公共スペース |
ベージュ・白系 | 清潔感・開放感・明るさ | ベーカリー、美容サロン、教育施設 |
黒・濃紺・ダークグレー系 | 高級感・重厚感・落ち着き | アパレル、高級レストラン、ブライダル施設 |
商店街や繁華街のような看板や外装が混在するエリアでは、オーニングやパラソルも「視認性」や「独自性」が求められます。
サッカー場の屋上観覧席に設置した自立型オーニング「リパーロ」
フリースタイル設計と豊富なカラー展開で、ブランドカラーを活かした空間演出が可能です。
店舗の入り口に設置した壁付型オーニング「ジェノバ」
壁面との一体感を演出しやすく、建物外観の印象を整えるのに適しています。フリル部分にはシルク印刷で店名などを印刷することもできます。
商業・観光施設のテラス席に設置した大型パラソル「ステラ」
支柱色・キャンバス色の組み合わせが豊富で、商業施設や屋外テラスのブランディングに最適です。
色は、空間の“温度”も“表情”も変える力を持っています。
日よけ製品を選ぶ際は、ぜひ「遮る」だけでなく、「魅せる」という視点でもご検討ください。
タカノでは、施設の雰囲気やブランドに合わせたカラー提案も行っております。
現場に合った設計・配色をトータルでサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
また、実際にオーニングやパラソルが見られる展示場が、東京都と長野県にございます。 ぜひ、実物をお確かめください。ご来場お待ちしております。