日よけとして活躍するオーニングやパラソル。
たくさんのメリットがある一方で、雨・風・台風・積雪など悪天候時の取扱いはどうしたら良いですか?
というお問い合わせも多くいただきます。
この記事では、正しいオーニング・パラソルの管理、取扱い方法をご案内します。
オーニングやパラソルは、管理が必要な製品です。
正しくお取り扱いいただく事で、長くご愛用いただけます。
オーニングやパラソルを管理する際、気になる風について、
ひとつの指標となる基準風速というものがあります。
基準風速とは、2000年に建設省(現在の国土交通省)によって定められた風速で、建築基準法1454号にて告示されているもの。
過去の台風の最大風速記録に基づき、50年に一度の大型台風を想定。
30m~46m/秒までの範囲内において、地方ごとに定められた風速のことを基準風速といいます。
そもそも基準風速は、その他の係数を一緒に用いて構造計算を行う為の数値。
そのため詳細は専門的な話になってしまいますが、
この基準風速図は、オーニングやパラソルを設置しているエリアが、
台風や風の影響を受けやすい地域かどうかを見るひとつの指標として活用できます。
ぜひ、お住まいの都道府県でチェックしてみてください。
また、気象庁が定める台風の強さの階級分けは下記のとおりです。
台風の強さの階級分け
最大風速 | |
【表現しない】 | 33m/s 未満 |
【強い台風】 | 33m/s 以上 44m/s未満 |
【非常に強い台風】 | 44m/s 以上 54m/s未満 |
【猛烈な台風】 | 54m/s 以上 |
上記に照らし合わせると、基準風速は2段階目の「強い台風」にとどまりますが、
基準風速を台風被害の可能性と直結して考えることはせず、
台風が予想される場合は、キャンバスの収納や解体などの管理を確実に行うようにしましょう。
『警報』とは、重大な災害が起こるおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報。
また、『注意報』は、災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報です。
地域ごとに「警報・注意報発表基準一覧表」が用意されていますので、一度自分の住むエリアの基準を知っておくと安心です。
参考リンク
・気象庁 警報・注意報発表基準一覧表
雨と風の程度が一覧で確認できる、
便利なイラスト入りリーフレットは下記からダウンロードできます!
オーニングの取り扱いをサポートしてくれる機能を追加できる製品もあります。
一部の電動式オーニングでは、オプション機能として、風力センサーの追加が可能。
風力センサーは、設定値以上の風を感知して自動でキャンバスを収納するため、オーニングの管理がぐっと楽になります。
風の強い海沿いや山間部にオーニングを設置される場合は、風力センサーの追加をおすすめしています。
風力センサーをオプションで追加できるオーニング・ジェノバはこちら
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