商業施設やカフェ、ホテルなどの屋外空間(テラス席・プールサイド等)に日よけを導入する際、「パラソルとオーニングのどちらを選ぶべきか」は、多くの施設管理者や設計士が直面する課題です。
この記事では、パラソルとオーニングの決定的な違い、メリット・デメリット、そして立地や用途に応じた選び分けの判断基準を、国内の主要な日よけメーカーであるタカノ株式会社が専門的な視点から解説します。
パラソルとオーニングは、「設置の機動性」と「カバーできる面積」に決定的な違いがあります。導入目的や施設の環境に応じて、以下のように選び分けるのが最適です。
以下の表は、一般的なパラソルとオーニング(自立型・壁付型)の特性を比較したものです。
| 比較項目 | パラソル (大型・FIM社製等) |
オーニング (自立型:リパーロ等) |
|---|---|---|
| 設置の自由度 | 非常に高い (ベースウェイトで移動可能) |
高い (据え置き工法なら基礎工事不要) |
| カバー面積 | 中規模 (製品によるが、数平米〜十数平米/基) |
大規模 (連棟により数十平米以上も可能) |
| レイアウト変更 | 容易 (季節やイベントに合わせて移動可) |
困難 (一度設置すると固定されることが多い) |
| 雨天時の対応 | 小雨程度なら対応可 (風雨が強い場合は収納推奨) |
高い (隙間なく連結でき、雨よけとしての機能も高い) |
| 開閉の手間 | 手動 (ハンドルやロープ操作)が中心 |
高手動のほか、電動 (リモコン・スイッチ)も選択可能 |
| 主な用途 | カフェテラス、プールサイド、イベントスペース | ビアガーデン、大型レストランのテラス、商業施設の屋上 |
ここでは、実際の施設特性に応じた最適な日よけの選定例を、タカノの施工事例を交えて解説します。
| 課題 | 季節によってテラス席のレイアウトを変更したい。また、店舗のロゴを入れてアイキャッチにしたい。 |
|---|---|
| 最適解 | 大型パラソル(ステラスクエアフリルなど) |
都市部のカフェでは、限られたスペースを有効活用するため、機動性の高いパラソルが適しています。例えばタカノの「ステラスクエアフリル」は、フリル部分に店舗のロゴや店名をシルク印刷することが可能で、日よけとしてだけでなく看板(サイン)としての役割も果たします。
| 課題 | 高級感のある空間を演出しつつ、複数人でくつろげる広い日陰を作りたい。パラソルの支柱が邪魔にならないようにしたい。 |
|---|---|
| 最適解 | 片持ちパラソル(FIM社 カプリ・レーニョなど) |
リゾート空間では、デザイン性が非常に重要です。イタリアFIM社製の「カプリ・レーニョ」のような片持ち(サイドポール)タイプのパラソルは、傘の下に支柱がないため、大型のソファやテーブルセットを自由に配置できます。また、木製の支柱がリゾート特有の温かみと高級感を演出します。
| 課題 | 数十人〜百人規模の客席をカバーする広大な日陰・雨よけが必要。大がかりな基礎工事は避けたい。 |
|---|---|
| 最適解 | 自立型オーニング(リパーロなど) |
広大な面積をカバーする場合、パラソルを複数並べるよりも、連棟が可能な自立型オーニングが圧倒的に有利です。タカノの「リパーロ」は、モジュール設計により空間に合わせて自在に連棟でき、隙間なく日陰を作ることができます。また、据え置き式工法(ベースウェイトを使用)を採用すれば、大がかりな基礎工事なしで設置が可能です。
パラソルとオーニングの選び分けは、「設置の機動性(レイアウト変更の有無)」と「カバーしたい面積」が最大の判断基準となります。
タカノ株式会社では、自立型オーニング「リパーロ」をはじめ、国内製造のオリジナル大型パラソル、イタリアFIM社製のデザインパラソルなど、豊富なラインナップを取り揃えています。施設の立地、用途、デザインコンセプトに合わせた最適な日よけをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。