～ 赤花そば『高嶺ルビー2011』のご案内です ～

　当社健康福祉部（長野県上伊那郡宮田村5450-205）では、鮮やかな紅色の花を咲かせるそば新品種『高嶺ルビー2011』種子の販売を７月から開始いたします。この新品種により、そばの全く新しい楽しみ方をご提案いたします。

見るための「そば」

日本人にとってなじみ深い、植物としての「そば」。「そば」は穀物として栽培され、秋の収穫ののちに「そば麺」となって日本人の食を担い続けてきました。このたび当社が開発した新品種『高嶺ルビー2011』は、「そば」の全く新しい楽しみ方をご提案いたします。新品種『高嶺ルビー2011』をご自宅の空き地や花壇、遊休農地などちょっとした場所に"パラパラッ"とタネを播いていただくだけで、簡単に美しい赤い花の「そば花壇」をお楽しみいただけます。

"食べるそば"から"見るそば"へ。（研究の経緯）

「そば」の園芸的価値に注目し、当社では２５年間、そばの品種改良を国立大学法人信州大学と共同で行っており、平成５年には旧来品種の「高嶺ルビー」を品種登録しております。この品種は、全国で、特に長野県内では中川村、箕輪町、茅野市、木曽町などで遊休農地を活用して栽培されています。毎年秋には各地で赤そば祭りが盛大に開催され、年間何万人もの観光客が一面の赤そば畑に訪れます、当社では、もっと美しい風景を楽しんでいただける品種にするために、継続して品種改良を行ってまいりました。その結果、花の色がより鮮やかな紅色で、分枝数が少なくコンパクトで栽培のしやすい新品種『高嶺ルビー2011』をこのたび育成しました。

「そば」の園芸的価値。そばの新たな用途のご提案

空き地に「そば」を播きましょう。          　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　花壇のお手入れは、思った以上に手間のかかるものです。土作りから苗作り、植え付け日々の水やり、栽培後の片付けなど、小まめなお手入れがかかせません。その点、そば栽培はほとんど手間がかかりません。花壇や空き地にそばを栽培するために必要なこと、それは、タネをパラパラッとばらまいて、わずかな土をかぶせるだけです。毎日の水やりや、農薬の散布も必要ありません。

　園芸植物では失われてしまった、穀物ゆえの「強さと栽培のしやすさ」がそばの特長です。ちょっとした空き地に『高嶺ルビー2011』をまいて、花をお楽しみ下さい。雑草を抑える効果も期待でき、一石二鳥です。

用途

　　　　　１.   空き地や花壇の園芸用植物として

　　　　　２.   地域おこし、地域活性化の素材としての景観形成作物として

　　　　　３.   収穫後は、製粉・製麺の後においしい「おそば」が召し上がれます。食用として

　　　　　４.   そばの蜜に、みつばちや虫たちが大集合！エコロジーな環境づくりに！環境形成に

そば『高嶺ルビー2011』の特徴

　　　　・  花の色が鮮やかな紅色に進化しました！（旧来品種「高嶺ルビー」比較）

　　　　・  分枝数（枝分かれ）が少なく、コンパクト。（旧来品種「高嶺ルビー」比較）

　　　　・  タネをまける時期が、長期間になりました。（旧来品種「高嶺ルビー」比較）

　　　　・  タネを播いて、土を２～５cm">かぶせるだけです。

　　　　・  露地では自然の降雨に任せ、水をやる必要はほとんどありません。

　　　　・  花は、１ヶ月程度咲き続け、長い間楽しめます。

品種改良と栽培

　新品種『高嶺ルビー2011』は、「高嶺ルビー」を素材として、集団選抜と系統選抜を行い育成された固定品種です。長野県上伊那郡辰野町の「高嶺ルビー」栽培圃場において、①花色が著しく赤色を示し、なおかつ②分枝数の少ない個体を複数選抜しました。その選抜個体を隔離圃場に移植し、交配を促進し収穫しました。続く何年間にわたり、花色と分枝数についてさらに厳しく選抜を行い、ほぼ目的の特性が発現することを確認して、育成を完了しました。

　長野県では、８月が最適な種まきの時期です。北海道では７月、東北では８月、東京・名古屋・大阪・中国地方、四国、九州では、９月が適した種まきの時期です。

販売方法　

本年７月から、『高嶺ルビー2011』のタネの販売を開始します。当初は、当社ホームページのみでの通信販売になります。
 ホームページアドレス：　http://www.takano-hw.jpあるいは「高嶺ルビー2011」で検索ください。

健康福祉部　アグリ

〒399-4301長野県上伊那郡宮田村5450-205

電話：0265-85-3153　　FAX：0265-85-5117